たとえパートナーと離婚したいと思っても、子供がいるとどうしようかと悩みますよね。
片親だけにしたらかわいそうかもしれないなどと考えるうちに、離婚する気にならず、家庭内別居という方法をとる夫婦もいます。
しかし、家庭内別居には家庭内別居なりの問題があり、子供には大きな影響を与えます。
ここでは、家庭内別居する親を持つ子供の気持ちと、子供への影響についてお話しします。
親が家庭内別居しているという状態
子供にとっては、両親が仲良くしており、家族揃った時間を過ごすことができる、という状態こそ良い影響となります。
それにもかかわらず、親が家庭内別居し、全く口を聞くことがなく、お互いに助け合うことさえない、あるいはお互いの悪口ばかり言っているという状態では、決して良い影響はもたらしません。
子供自身への影響としては、周りの大人を疑ってしまったり、信用できなくなってしまったり、あるいは自分の親は悪い人間であるのだと思い、親のことさえ信用できなくなってしまうかもしれません。
そのため、離婚していないからといって家庭内別居が良いとは限らないのです。
子供の気持ち
親が家庭内別居しているという場合、子供は「いっそのこと離婚してくれたらいいのに」と思っている場合もあります。
家族全員でひとつ屋根の下に暮らし、親同士が悪口を言い合い、また親同士がお互いを避けているような状態では、子供も疲れてしまいます。
親が「あなたのために離婚しないでいるんだから」などと言おうものなら、「それなら早く離婚して」という気持ちを持ってしまう子供もいます。
そして、それは子供の責任ではありません。子供を言い訳にして離婚しないのではなく、自分たちに離婚する勇気がないだけなのではないでしょうか。
子供のせいにしてはいけません。
子供にとって最善の方法を
親の都合で離婚したり、家庭内別居したりという場合、何よりも子供の気持ちを優先に考えなければいけません。
子供の都合で離婚しないんだと自分たちの行動を正当化したい人もいるかもしれません。
しかし、家庭内別居はそれなりに子供に対するデメリットがあるのです。
子供のせいにせず、自分たちの自由によって家庭内別居を選ぶのならば良いですが、「子供がいるから離婚ができない」「子供がいるから家庭内別居で我慢している」などと、子供の責任にはしないようにしましょう。
子供の為を思うのであれば、夫婦仲良くすることが1番です。
まとめ
いかがでしょうか。
家庭内別居には確かにメリットもあります。
しかし、特に子供がいる家庭にとっては重要な問題となります。
自分の家で両親がお互いに避け合っているなどということになれば、子供に決して良い影響はありません。
子供をしっかり育てたいと思うのであれば、親が仲良くしなければいけないのです。