離婚はそれなりの労力を必要としますが、家庭内別居も忍耐が必要です。
というのは、夫婦関係が破綻した状態の2人が同じ屋根の下に暮らすのですから、顔を合わせたくない、お互いのために何かをするなんて嫌だなど、相手を避けるためにエネルギーが必要となります。
実際、家庭内別居にはどのようなストレスあるのでしょうか。
ここでは、家庭内別居とストレスについてお話しします。
相手を避けるストレス
家庭内別居とは、すでに相手に情のない夫婦が一緒に暮らしている状態です。
相手に鉢合わせしないよう、例えばパートナーが自分の部屋に入る隙にシャワーを浴びたり、パートナーが食事をしている隙に自分の部屋に戻ったりなど、とにかく相手に会わないようにするでしょう。
それが何よりのストレスだと考える人がたくさんいます。
様々な事情により離婚にまでは踏み切らなかったとしても、好きで家庭内別居を選ぶという人は滅多にないでしょう。
そのため、家庭内別居をしながら相手を避けるためにエネルギーが必要となり、それがとにかくストレスだと考える人が少なくないのです。
毎日増す憎悪がストレス
そもそも離婚をしたり別居をしたりして、相手の顔を見ることがなければ大したストレスもたまりませんが、何よりも同じ屋根の下で、相手の存在を感じなければいけないという状態にストレスを感じる人もいます。
相手と離れて生活ができればストレスもたまりませんが、嫌いな相手が同じ家の中にいる、今はダイニングで食事をとっているなど、相手の行動が分かってしまうが故にどんどん相手を嫌いになってしまうということがあります。
適度な距離を保つために相手に合わないという方法もある一方で、頻繁に相手の存在を感じてしまうために、嫌悪感が増してしまうのです。
これは大きなストレスですね。
子供がいる場合
子供がいる場合、子供に対してどのように接したらよいのかがわからず、それがストレスになってしまうという人もいます。
場合によっては、子供は親のどちらかとは全く話をしないということも考えられます。
例えば子供がお母さんの味方をしている場合、お父さんとは全然話をしないということもあり、これで良いのかと悩む夫婦も少なくはありません。
子供がいると、つい「子供がいるから離婚ができない」と考えてしまいます。
しかし、家庭内別居における子供への接し方は簡単ではありません。
そこで、ストレスを感じてしまうのです。
まとめ
いかがでしょうか。
家庭内別居は確かに夫婦関係が破綻したものではありますが、一緒に暮らしているわけですから簡単なことばかりではありません。
いっそのこと別居したり、離婚をしたりした方がストレスがたまらないという場合もあります。
夫婦で話し合い、最善の策を取りたいですね。