家庭内別居をしているという事は、少なからず同じ屋根の下で生活をしているということです。
それならば、なぜ別居をしないのでしょうか。
お互いに無視をして相手を避け合っているのに、なぜ敢えて同居しているのでしょうか。
ここでは、家庭内別居をしながら別居をしない、あるいは離婚をしない理由についてお話しします。
子供がいるから
夫婦が家庭内別居をし、敢えて別居をしない場合、多くの理由は子供の存在が挙げられます。
子供がいると、やはり離婚はまずいのではないか、片親にしてしまったら子供がかわいそうなのではないかという考えから、どうしても離婚に踏み切れないという夫婦がいます。
また、特に母親が専業主婦である場合、夫婦が離婚をすれば母親が親権をとることが難しくなります。
そのため、離婚はしない方が良いと考える夫婦も少なくありません。
さらに、母親の収入が少ない場合は母親が子供を養っていけないという不安があり、離婚できないという場合もあります。
外聞が気になる
離婚をすれば、周りから指を刺されるということもあるかもしれません。
「あの家庭、離婚したんだって」「何があったのかな」「浮気じゃない?」と、周りの興味を煽ってしまう可能性があります。
もしも外聞が気になる夫婦の場合、これが理由でなかなか離婚に踏み切れないという場合もあります。
バツイチになる勇気がない、今後1人で生活していく自信がないなどという理由もこれに含まれます。
将来1人になりたくない、1人で老後を迎えたくないなどという考えもあります。
離婚には労力が必要だから
離婚をすると、例えば多くの女性は名前を変えなければいけません。
婚姻届を出した後の名義変更はやはり嬉しいものでもありますから、パスポートや運転免許証、クレジットカードの名義変更も負担にはならないでしょう。
しかし、離婚した後の名義変更はやはり厄介なものです。
また、女性が働いていればそちらでも報告をしなければいけませんし、もしも子供がいた場合、母親が親権をとれば、子供の苗字も変わってしまう可能性があります。
そうなれば、子供の生活にも影響が出ますし、子供が周りから悪く言われてしまう可能性もあります。
離婚には労力が必要です。
それが嫌で離婚しない、別居しないという夫婦もいます。
まとめ
いかがでしょうか。
夫婦には様々な背景があります。
すぐに離婚を選び、別居してしまう夫婦もいれば、忍耐強く家庭内別居する夫婦もいますし、さらに全然喧嘩をしないという夫婦もいます。
しかし、もしも子供がいるのであれば、子供にとって最善の選択をするということも親としては大切なのではないでしょうか。