家庭内別居中に離婚の話が出て、調停をしなければいけないということもあり得るでしょう。
家庭内別居というものは、そもそも離婚をする1歩が踏み出せない人がするものでもありますが、その一方で離婚を決意した夫婦がするものでもあるからです。
ここでは、家庭内別居しているときに調停をする際、気をつけるべきことをお話しします。
とにかくストレスがかかるものであるということを覚えておく
調停だけでも相当疲れるものですが、実は家庭内別居しながら調停をするという事はかなりの負担になります。
なぜならば、お互い屋根の下に暮らしている者同士で離婚調停をするわけです。
まだ、話ができるならば良いですが、離婚調停をするという事はおそらく家庭内でも完全無視でしょう。
その場合、お互いに苛立ってしまい、家庭内別居での調停が相当な負担になってしまう可能性が考えられるのです。
話そうとすれば喧嘩になるということもあるでしょうから、実際に家庭内別居しながら調停をしているという人に聞くと、その期間はかなり長く感じたということも少なくはないようです。
もしもそれが精神的に負担であるならば、調停の間だけでも勉強するという選択肢も良いかもしれません。
揚げ足を取られないようにする
すでに家庭内別居しているならば、今更何かを変えるということもできないでしょう。
しかし、離婚調停というと揚げ足取りに至る場合もありますから、できるならば相手の分の家事を行うなど、相手から後ろ指をさされないように、弱点を指摘されないように行動するということも1つの方法かもしれません。
もしも家庭内別居になったばかりであり、今から調停をしてさっさと別居したいというのであれば、例えば相手の分の料理を作ったり、相手の分の洗濯も一緒に行うなど、特に変化をつけない方が良い場合もあります。
すでに相手のために行動していないのならば、今更変化をつける必要はありません。
しかし、家庭内別居始めたばかりならばまだ間に合うでしょう。
自分の意思をはっきりとさせる
もちろん、離婚がかかった調停において自分の言い分をはっきりいうという事は当たり前です。
しかし、やはり自分が何をしたいのか、何を求めているのか、振れないことも大切です。
これは家庭内別居に関係なく、調停ならば常に共通です。
もしも自分が離婚をしたくない、あるいは慰謝料などを求めている、などという場合、そのような意識は紙に書き出し、ぶれないように、そして言及を忘れないように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
家庭内別居しながら離婚調停というのは心身ともに大きなストレスになります。
もしも同じ屋根の下で暮らす人と無視をしながら調停なんてできない、精神的につらい、などという場合は短期間でも良いですから家を出るということを考えましょう。