熟年夫婦が家庭内別居した場合、介護が必要になる可能性があります。
もし自分1人では生活できない、どうしても誰かの助けが必要になった、という場合、いったいどうしたら良いのでしょうか。
ここでは家庭内別居と介護の問題についてお話しします。
やはり最初は夫婦で相談する
いくら家庭内別居しているとは言え、同じ屋根の下で生活をしているわけですから、もしもどうしても誰かの助けが必要であるとなったら最初に相談するべきはやはりパートナーでしょう。
ただし、もちろん今まで完全無視をし続け、全く会話がなかったパートナーに介護をお願いしても、助けてもらえる可能性があるとは思えません。
しかし、やはり法律的にはまだ夫婦ですから、もしかしたら助けてくれることもあるかもしれません。
ダメ元ではあるかもしれませんが、最初はパートナーに話をしてみましょう。
老人ホームなどを意識する
熟年夫婦で家庭内別居している人の中には「相手に介護が必要となったら、さっさと老人ホームに入れるんだ!」と考えている人もいます。
実際に、今まで家庭内別居で無視し続けてきたパートナーに助けられるぐらいならば、老人ホームなどに入ったほうがマシだと思うかもしれません。
自分に助けが必要である、老人ホームに入る必要があるかもしれない、などと感じた場合、まずは行政に相談してみましょう。
市役所などで相談すれば、それなりに助言がもらえるはずです。
ただし、家庭内別居とは言えパートナーと一緒に暮らしているわけですから、やはり最初はパートナーに相談しろと言われる可能性もあります。
子供がいれば子供に相談する
もしも子供がいるならば、子供に話をしてみるというのも1つの方法です。
子供ならば、親が介護を必要としている、助けを必要としているとなった場合に助けに来てくれるかもしれません。
もちろん、子供が結婚し、新たな世界を築いているのであればなかなか簡単にはいかないかもしれませんが、それでも子供に話すという事は大切です。
「うちの子はどうせ忙しいから」などと諦めてしまったり、最初から話さなかったりすれば、子供は親のニーズに気づくことがありません。
とりあえず話をしてみようと考えてみてください。
まとめ
いかがでしょうか。
いくら別居ではないとは言え、家庭内別居は夫婦関係が既に破綻した状態です。
もしも介護や助けが必要だったとしても、そう簡単にパートナーから助けが得られると考えてはいけません。
ただし、やはり無視できる存在でもないですので、話し合いも必要です。