結婚しないと決めたり、離婚すると決めたり、あるいは1人で生きていくと決めた経験があるならば、誰もが孤独死という言葉を思い浮かべたことがあるのではないでしょうか。
もしも熟年夫婦が家庭内別居した場合、そこには孤独死の可能性が出てくるのかと不安に思う人もいるようです。
ここでは、家庭内別居と孤独死についてお話しします。
可能性がないとは言えない
熟年夫婦が家庭内別居する場合、孤独死の可能性がゼロとは言えません。
というのは、家庭内別居というものはそもそも夫婦関係や婚姻関係が破綻した状態を指しており、お互いに全く会話がない、お互いに顔を合わせることさえない、ということもあり得るからです。
たとえ同じ屋根の下に住んでいたとしても、お互いに顔を合わせる機会さえないようでは、万が一相手に何かが起こっていたとしても気づいてあげられない可能性の方が高いですよね。
もしもお互いが自分の部屋に篭っている状態では、相手に何かが起こったとしても、相手が苦しんでいたとしてもわからないかもしれません。
そのため、孤独死の可能性がないとは言えないのです。
最低限の興味を持つ
熟年夫婦が家庭内別居する場合、やはり年齢を考えると自分たちに何かが起こってもおかしくないということを常に念頭に置いておく必要があるでしょう。
いきなり心筋梗塞が起こるかもしれないし、心臓発作が起こるかもしれません。
誰にとっても健康は大切ですが、同様に誰にとっても命の危険がある年代です。
もしも熟年夫婦が家庭内別居するならば、お互いに完全に無視をし合うのではなく、少なからず相手に多少の関心を持つことも大切です。
また、もしも相手が孤独死という形でこの世を去ってしまった場合、何よりもその後の世話や手続きをしなければいけないのはパートナーである自分なのです。
そのため、ある意味では面倒を避けるためにも、最低限の興味を相手に持つことが大切です。
助け合い精神を持つ
家庭内別居ということで、全く口をきかないという熟年夫婦もいるかもしれません。
しかし、その年齢を考えると、一人暮らしさえなかなか難しい年代ですよね。
まだ、助け合えるパートナーがいる時点で幸せなのかもしれません。
そのため、熟年夫婦が家庭内別居を考えるのであれば、必要に応じて相手を助けられるようにしておくことも大切です。
相手を助けるなんて嫌だ、顔を見るなんて絶対に嫌だ、などと思うのであれば、いっそ別居するべきです。
別居していれば、必要な助けを得ることができるかもしれません。
家庭内別居で留めるのであれば、お互いに助け合うという気持ちも大切です。
まとめ
いかがでしょうか。
熟年夫婦が家庭内別居をするならば、やはり孤独死など、最悪の結果を想定しておく事は大切です。
家庭内別居するくらいですから、もしかしたら相手に興味なんてない、相手がどうなっても関係ない、と思うかもしれません。
しかし、自分たちの年齢を冷静に考えましょう。
助け合えるならば助け合ったほうが幸せですよ。