考えたくない事ですが、世の中の結婚した方々の内の3割前後は離婚をしてしまっているのが今の時代です。
家庭内別居は離婚ではありませんが、その予備軍と位置づけられておりその割合も残り7割の内の2割程度と言われております。
これを多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれですが、結婚をした事が無く結婚に憧れを抱いている方からしたら信じられない数字だと思います。
ですが悲しい事に、人と人との関係は本当に小さな事が命取りとなってしまいそこから修復不可能となってします例も多いのです。
結婚をする時にいずれ家庭内別居をしようと思って結婚をする人はいないはずです。
なので皆がそう思わずに結婚して半数前後が心変わりしてしまっているのです。
相手への過度の期待は御法度です。
人間は人それぞれ価値観はありますが、本心では自分が最も可愛いと思っている生き物です。
自分の事は誰よりも自分が理解できていますし、誰もが当然自分が主人公で人生を歩んでいるのです。
その程度は違うとしても、そういう人同士がくっつくのが結婚ですので、正直トラブルも無く上手くいく方が稀であるといえます。
まずはそういった現実をしっかりと理解しておく事が重要です。
お互いに不満を持つと、どうしても人間はどうして自分ばかりこんな目に合わなくてはいけないのだろうと思うものですが、実際問題周りの家庭でもその様な状態になっている事が非常に多いのです。
家庭内での喧嘩なんてどこでもしていますし、多い家庭なんて毎日飽きもせずに喧嘩しており、波長や意見が合わないなんて人間なので当然なのです。
なのでそこが辛いからといって逃げてしまっても結局別の人でも全く同じでは無いにしろ似た様な問題が出てきてしまうという事が多いのです。
喧嘩する程仲が良いという言葉を思い出してみましょう
喧嘩をしてしまうと、とにかく相手が憎くて憎くて仕方がないと思いますが、仲直りした後にはそんな憎しみはどこかに飛んでいってしまいますよね。
火の無い所に煙は立たないという言葉と同様で喧嘩する程仲が良いという言葉も全く的外れとはいえません。
喧嘩ができるだけでもまだ幸せなのです。
喧嘩は単純に対等な立場同士が行うものですよね。
なので対等の立場でお互いの意見を自然に言い合えるというのはとても幸せなのです。
友人がとても多く社交的な方ならば自然に話し合える人が多いかもしれませんが、皆が皆そうでは無いですよね。
なので喧嘩ができるという事はとても良い状態ともいえるのです。
家庭内別居となると、基本的にもう喧嘩すらしない状態をいいますので、喧嘩ができるという事がまだ良い状態だというのは理解できると思います。
人間ですのでお互いに譲れない所があるとは思いますが、上記の通り現実をみてちょっと勇気を出して折れてあげてみると意外な解決の道が見えてきたりします。
傷は広がる前なら多少の治療で治るのです。
なので最初の時点での考え方、対応の仕方で結果が大きく変わってきます。
結婚をしたばかりの気持ちを今一度思い返してみて下さい。
喧嘩はどこの家庭でもあるのです。
それでも上手くいっている家庭が多いのも事実ですので、家庭内別居になってしまう前に少し落ち着いて後ろを振り返ってみましょう。