近年、離婚率が高まりシングルマザーやシングルファザーと呼ばれる人が増えている一方、夫婦関係は破綻しているものの子供の事を考えて離婚という形はとらずに家庭内別居という形をとる夫婦も増えています。
家庭内別居は夫婦関係は破綻していてお互いの存在には無関心でいるものの、夫は仕事をして生活を支え、妻は家事をするなど役割を分担して同居するという事です。
しかし夫婦関係は破綻していても、子供にその負担を担がせてはいけませんし子供にはどう接するべきか多くの人が悩むと思います。
今回は家庭内別居の家庭において子供にどう接するべきかという事について考えていきたいと思います。
子供にとっての父母とは?
子供にとっては父母とは、将来大人になって結婚して親になる時に自分の父母と同じような親になる場合が多いです。
子供にとって父は何があっても家庭を支えてくれる一家の大黒柱の存在ですし、母というのは何があっても自分の事を愛して守ってくれる存在です。
家庭内別居によって父母の存在意義を勘違いさせないようにしましょう
家庭内別居は夫婦関係が破綻している事が前提であるため、夫婦はなるべく顔を合わせないようにするものですし、そのため家庭内別居中は両親が揃わない機会が多いため子供は両親の存在意義を勘違いして成長する可能性があります。
例えば父親の存在が希薄な場合は、父親はお金を稼ぐ人と認識してしまいますし、母親の存在が希薄な場合は、母親は料理を作ってくれるだけの存在だと思ってしまいます。
親子の縁は切れません
夫婦はいわば他人同士ですが、親子は血のつながりもあり切っても切れない縁で結ばれています。
そのため夫婦関係が例え破綻していたとしても、親子関係は変えずにしっかりと子供の向き合っていく事が大切です。
まとめ
子供は夫婦関係の破綻をしっかりと雰囲気で察するものですし、子供にはとにかく黙っている事が一番ではありません。
小さくて理解できないならばともかく、ある程度状況が理解できる年齢であるのならば家庭内別居の状態について子供にもしっかりと説明してあげ、子供の気持ちを聞いてあげる事も大切ですし、親子の縁は絶対ですので子供にはしっかりと向き合ってあげるべきです。