最近、仮面夫婦などという言葉もよく使われているように、法律上は離婚はしていないもののすでに夫婦関係が破綻していて、いわゆる家庭内別居という形をとっている夫婦も非常に多い。
離婚率が高くなっているだけでなく、こうして家庭内別居を選択している夫婦もいますが、長年家庭内別居をする事にどのような意味があるのでしょうか?
今回は10年以上の家庭内別居から離婚に踏み切るタイミングについてお話したいと思います。
離婚ではなく家庭内別居を選ぶ理由とは?
結婚する時楽しくて温かい結婚生活を夢見て結婚する夫婦は多いと思いますが、生活を共にする期間が長い、短いは別として、性格や生きてきた環境が違う人間が、同じ屋根の下に暮らす事は大切な事です。
本当に僅かなボタンの掛け違いで、喧嘩になったりいざこざが多くなったりするとお互いに険悪になったりするものです。
そのような生活をしているうちに離婚をしたいと思うようになり、しかし離婚はしたいけれど子供がいると子供のためであったり、また結婚を機に家庭に入って仕事を辞めてしまった人は経済的な理由や、また世間体を気にして離婚をせずに家庭内別居を選ぶのです。
子供が自立した時
子供のためを思い10年以上の家庭内別居生活をしている夫婦も多く、そういった人はやはり子供が自立した時が一つのタイミングだと考えて良いでしょう。
子供が学生の間は子供の教育資金や両親が関わる事も多いですが、子供が自立して自分の力で生きていくようになると、夫婦は2人で過ごす事が多くなってしまう事が多く、その時に夫婦関係が破綻していたはこの先の人生に楽しみを見いだせなくなるでしょう。
好きな人ができた時
家庭内別居した当初は二度と結婚はしない、好きな人なんかいらないと思う人は多いと思いますが、一生一人で生きていくというのはとても寂しい事ですし、好きな人ができたら人生も楽しくなります。
しかし家庭内別居とはいえ、法律的に結婚していると好きな人ができても恋人関係になる事は法律違反になりますのでできません。
ですので、好きな人ができたら離婚を考える事も大切なタイミングの1つです。
まとめ
家庭内別居はお互いの役割だけをしっかり決めて、お互いの事に口を出さない事が前提ですので、暮らしやすい状況を作る事ができればお互いの利害関係が一致している場合も多く、ずるずると引きずりがちで離婚するタイミングを失いがちです。
結婚もですが、家庭内別居や離婚も自分の人生をよりよい物にするためですので、離婚をするか否かはしっかりと考えるようにしましょう。