実は内心夫と離婚したいと思っている妻は意外に多く、妻は夫に比べて離婚に向けて用意周到である事も多いのです。
もし夫と離婚したいと思った時、その前に家庭内別居をするべきなのかについてお話したいと思います。
家庭内別居とは?
家庭内別居は、家庭内離婚とも呼ばれていて心は完全に離れてしまっていて夫婦としては破綻しているにも関わらず、離婚もせずに一緒に暮らしている状態である。
夫と離婚したいと思っても、妻の仕事の状況や子供の事を考えるとすぐに離婚に踏み切る事ができず、家庭内別居を選ぶ人も多いのです。
夫が離婚に応じてくれない場合
離婚というのは双方の同意がなければ成立しないものであり、万が一妻が夫と離婚したいと思っても、夫が同意してくれていない場合は離婚する事ができないのです。
そのような場合には、夫に離婚して欲しいと説得するための手段として家庭内別居を選択するのは一つの手段として正しいでしょう。
夫が離婚に応じてくれても妻に経済力がない場合
最近では女性の社会進出が謳われていますが、それでもまだまだ結婚を機に仕事を辞めてしまったり、パートに切り替えるという人は少なくありません。
夫と離婚したいと考えた場合に、まずは妻の今後の生計について考えないといけませんし、子供がいればなおさら仕事は簡単に見つからないと考えられます。
そういった時に家庭内別居をしながら、仕事を探すなど今後の事を考えるようにしましょう。
例え夫婦関係が破綻していても、法律上婚姻関係が継続している場合には家庭内別居の理由に関わらず配偶者の衣食住の費用、子供の養育費、交際費などの婚姻費用を収入の高い方が低い相手に支払わなければいけないと定められているのです。
まとめ
離婚したいと思っても、経済状況や子供の事を考えるのであればすぐにできるものではなく、今後の生活のためにある程度の準備期間は必要なのです。
そういった時の準備をするための手段として、家庭内別居は非常に有効な手段と言えるでしょう。